ソーシャルビジネスモデル研究会
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この研究会について
活動報告
2013.8.25
2013.9.2
2013.10.29
2013.11.22
2013.12.13
研究会

2013.8.25第一回研究会

中島先生の講義とメンバーの意見交換

第1回は、産業能率大学経営学部 中島智人先生に、社会的企業とは何かをテーマに講義をしていただき、研究会メンバーが意見を交換しました。

前半

そもそも社会的企業、ソーシャルビジネスってなに?

産業能率大学経営学部 中島智人

ソーシャルビジネスを行う社会的企業の定義は、曖昧で多様ですが、イギリスには明確な定義が存在しています。その定義をもとに、社会的企業を解剖すると、「社会性」「事業性」「革新性」の3つのキーワードが導き出されます。では福祉の分野で必要とされれる社会的企業のミッションとは?

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後半

僕らはソーシャルビジネスの実践者なのか?
実はわかっていない(笑)

研究会メンバー

シンクタンクの研究員、町興しの仕掛け人、野外活動をベースにした幼稚園を運営している人、地域作業所の代表など、研究会メンバーが揃い、自己紹介を兼ねて意見交換。自分の事業は社会的企業なの? もやもやした疑問が投げかけられ、思い思いの意見をぶつけあいます。

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研究会

2013.9.2第二回研究会

ほんとに?イギリスには利用者が働くスーパーマーケットがあるらしい!?

2回目は事例を見ながら、社会的企業とは何かを深めていきます。イギリスの社会的企業の例として「「ザ・ピープルズマーケット」を取材した番組をみせていただき、議論を深めました。

前半

社会的企業は基本的に儲からない!
 で、それをどうするか?

産業能率大学経営学部 中島智人

社会的企業は、社会的な課題を克服しつつ、利潤を求めていかなければなりません。しかし利潤を追い求め過ぎると意図しないトレードオフが生じることがあります。つまり社会的企業ではなくなってしまうということ。これをどう解決するか、イギリスの「ザ・ピープルズマーケット」などの事例から考察しましょう。

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後半

社会が所有するという発想にヒントがあるかも…。

研究会メンバー

ザ・ピープルズマーケット成功のポイントは、利用者も経営に参加できること。サービスの提供者と消費者という関係ができてしまうと、市場的、刹那的な関係になります。経営資源は、金銭となり、財務的なトレードオフの罠にとらわれてしまいます。その解決策というのが、人を引き込む力、合意形成をつくる仕組みである、ということなのかも。

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研究会

2013.10.29第三回研究会

ソーシャルビジネスモデル研究会第三回目は、横浜総合研究所 田中知宏と木鋤岳志のお二人に、同社で行った社会福祉法人の課題と資金調達について教えていただきました。そして、もう一人の発表者は、神奈川県下最大の朝市である大磯市を仕掛けた原大祐さんです。

前半

福祉事業の後継者と資金調達の問題についてリサーチ

(株)浜銀総合研究所

主任研究員 田中知宏さん

副主任コンサルタント 木鋤岳志さん

社会福祉法人の課題についてのレポートでした。課題のひとつは事業継承の課題。代表の高齢化が進んでいるにもかかわらず、なかなか次の世代にバトンタッチできない、ふさわしい人材がいないという悩みが多く聞かれましたについて。また安定した経済的な基盤をどう確保するかも大きな課題でした。お二人のお話をうかがうと、実は後継者問題と資金調達の問題、つながっているんではないかと…。第4回にもつづく。

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後半

大磯市に出店すると、急に地元の友達が増えるんです。

NPO法人 湘南を遊ぶ会

代表理事 原大祐さん

大磯は湘南発祥の地であり、文人、政治家が別荘を構えた、いわゆるブランド力のある地域。ですが、いまはひっそりその面影を残すだけの町になっています。発表者の原さんは、大磯を美しい町、住みたい街、歩きたい町にしたい。そんな思いで大磯市を始めました。大磯市は、地元の魚を味わい、ビールを飲んで、地域のクリエイターのオリジナルグッズの店があったりと、賑やかで楽しい朝市。いつのまにか、地元商工会に若い世代の会員が増えるということも起き始めているそう。

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視察

2013.11.22

NPO法人ちみち視察レポート

「地域が元気になるタネをまこう!」
「一人一品」から地域活性化を掲げ、夢が実現し、希望と笑顔が生まれ、幸せの和(peace)が広がるをミッションに、岡山県吉備野の持つ歴史や文化や自然などを生かした町づくり、町づくりに関連するその他の市民活動、それらを支援することを通じて吉備野の魅力を高めることを目的とするのがNPO法人吉備野工房ちみち。
研究会による現地視察レポートです。

NPO法人ちみちイメージ1NPO法人ちみちイメージ2NPO法人ちみちイメージ3
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視察

2013.12.13

NPO法人グリーンバレー視察レポート

「日本の田舎をステキに変える!」をミッションに掲げ、徳島県神山町でさまざまな事業を展開するNPO法人。
「できない理由より、できる方法を!」「とにかく始めろ!Just Do It!」を合い言葉に さまざまなプロジェクトを企画・運営を通して、芸術と文化による地域再生に取り組んでいる。
研究会による、現地視察レポートです。

NPO法人グリーンバレー1NPO法人グリーンバレー2NPO法人グリーンバレー3
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第4回目以降の研究レポートは現在作成中です。

お待ちください。

Mass Massの目指すもの
ゆるやかな思考のつながり、想いやアイデアの視覚化、目指す未来を探るためのソーシャルビジネス・コミュニティ
mass×mass | 関内フューチャーセンターは、人と人が集い共に働く場〈コワーキング・スペース〉と、人と人が集いさまざまなテーマで対話を行う〈フューチャーセンター/ワークショップスタジオ〉とが共存する空間を組織・マネジメントすることで、アイデアと人を結びつけ、人と人、想いと想いをゆるやかにつなげ、未来をカタチヅクル人たちを生み出すコミュニティ空間。

本研究会レポートは、福祉とまちづくり、それぞれのアイデアと想いが出会い、混ざり合った対話の記録

今回の〈ソーシャルビジネスモデル研究会〉は、厚生労働省の平成25年度社会福祉推進事業の“福祉施策を担う社会的企業の事業モデルのあり方に関する調査研究および研究会・育成テキストの作成を通じた福祉起業家人材育成事業の展開”の取り組みをベースとした社会的企業の実践者と有識者からなる研究会メンバーと、外部のスペシャリストや実践者との学びと対話の記録と、国内外の先進的な実践者たちを視察したレポートをまとめたもの。社会福祉のこれからの時代を見据えるためのヒントが詰まっています。

1つ1つの言葉の意味・想いが伝わった時、生まれる原動力

持続可能な組織を運営するには、経営センスやマネジメント能力、社会が必要とすることをカタチにできる総合力が求められます。環境や時代によって重要な核となるピースは違いますが、実践者しかわからない“リアルな”感覚や想いは直接出会い、対話を通じてそれぞれの胸に響くと私たちは信じています。

未来をカタチヅクル、個々の事業・ビジネスで具現化する

それぞれの地域で活躍する社会的企業の担い手たちや、〈コワーキング・スペース〉で働く起業家やプロジェクトリーダー達が、〈フューチャーセンター/ワークショップスタジオ〉で行われる対話の場をきっかけに、街にあたらしいイノベーションを生み出していくために。mass×mass |関内フューチャーセンターは、起業家が成長するための、優れたパートナーやメンター、社会をより良く変えるアイデアに投資する投資家や企業、そして既存の社会制度を知りながら、国や行政のスペシャリストとの意見交換の機会など、多様なレイヤーの人同士が出会う“場づくり”を通して未来をカタチヅクル、アントレプレナーを応援していきます。